真皮脂肪の移植はかなりふくらみを作ることができると思うのですが、、。裏側の切開は前回の傷をすこしだけ切除しておけば、目立ちません。口の中になると思いますので、本来傷は見えない位置になりますが、、、。ただ、この部位から移植を行う場合、唇の表面側に移植片が来るように剥離をしておかないと、口の中側に増量の効果が出てしまいますので、剥離をどの部位に行うかということと、真皮脂肪の移植する量の問題があると思います。本来とても効果の大きい方法です。もちろん一度であまり多量に入れると壊死の危険性があるわけで、必要なら２回目の移植をするということも可能なので、ふくらみが不足している場合は追加の移植をされていいと思います。

メガクリニック　高柳　進
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　唇に対する真皮脂肪移植は脂肪注入より良いと云うのが私の印象はあります。
それは量的に大きいものを入れられ、生きの良い脂肪である点です。
但し、やはり1回のみでは満足されない方もおられ、数回繰り返す事はあります。
そして傷が数回やってもあまり目立ちません。
術後３ヵ月ではインターバルがやや短期のようにも思いますが・・・。

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唇はよく動く部位なので、真皮脂肪の移植、つまりかたまりのままを入れる方法のほうが生着が優れています。あるいはVYがいいのかもしれませんが、これは実際の状態を拝見して、ご希望のラインについても詳しく検討したうえで判断する必要があります。どのような場合も、唇の表面から見える部位に傷をつけるは賛成しません。お母様の件ですが、通常は２週間以内くらいで内出血はひくと思うのですが、糖尿病とか、高血圧、貧血、あるいは血小板の減少など、なんらかの体の異常はないのでしょうか？

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　VY法の適応は非常に限られていると思います。
局所的な赤唇部（バァミリオン）のもり上がりを作ると云う意味では良いのでしょうが？

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　唇は血行が盛んな部分でありますのでひとつの毛細血管が針で切れたりするだけで唇全体が腫れます。組織の特徴と云い切っても良いかと思います。
又、強く脂肪注入を押し込むと目的部位以外へも流れます。
粘膜部を押し出す方法と云うのは部分的に粘膜部にVYをする事でしょうか、もしそう云う事であれば赤唇部の厚さを多少、部分的に増すかも知れませんが、赤唇部中央のM（キューピットボウ）を出す事は難しいと考えます。

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　全く需要がありませんが、洋服などやお化粧法も流行と云うのがあるように美容外科領域にも流行と云うのがあります。
誰がそのような事を仕掛けるのかは分かりませんが、流行の流れは一気呵成に来ます。
雑誌などで「エクボ」は「女性の魅力のひとつ」など誰かが書いたり、売り出したらそのような傾向をみせるのが昨今の世情と云っても良いかも知れません。
　良し悪しの事は別にして日本人の特徴なのかも知れません。
医療的に云えばエクボを作る事の難しさはあります。

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　コンデンスリッチファットは濃縮脂肪幹細胞を基本として攪拌などのやり方が大切だとされています。
ただ、成績は一定ではないと思っております。
特に唇などですと部分的に生着の強弱があり、細かい所を指摘しますとデコボコが目立つかも知れません。
その様な時、唇への脂肪注入と同じくケナコルトで凸部を修正する事はあります。

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ヒアルロン酸や脂肪の注入で改善が可能と思います。いずれも安全な方法です。皮膚がふくれにくいこともあって、そのような場合は、脂肪の注入のほうが修正がやりやすいかもしれません。ヒアルロン酸の効果は半年から１年程度になります。脂肪はその点生着すれば一生そのまま残ります。

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　赤唇粘膜（唇の裏側）をV字に切開してVをYに縫いあげますのでV字の中央部しかもり上がらないのです。
通常、赤唇のへこみに利用するか赤唇の中央部のみに応じます。
　縦巾のみ（部分的にと云う意味でしょうか）と云う事になれば全体のバランスをどうするのか、外見的形態をそれこそ考えねばなりませんので何が良いとこちらで結論付ける事は危険です。
結論付けられた事に固守してしまいがちになるからです。
　真皮脂肪移植も脂肪部分を中心に吸収されますが、注入脂肪より真皮脂肪はかたまりですので残りは多いと云う事になります。
何よりも脂肪注入の利点は傷跡を作らないと云う事が利点のひとつですが、真皮脂肪移植と云う大きくてしっかりしたものを赤唇部に切開して入れても傷跡が目立ちにくいと云う特徴があるのです。
これはVYでも同様です。

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唇を厚くするのは部分的にやるのか、全体をするのか、それぞれに好みがあります。
その為、ヒアルロン酸を打って、ご自分のご希望に沿っているのかをみていきます。
その上で部分的にやるのであれば、VYでも良いかと思いますし、全体的になら私は真皮脂肪移植をします。
VYと（真皮）脂肪移植の目的はやや違う感がします。
又、同時にはやらない方が良いでしょう。
目的に近づけるとは思えないし、必ず一部に不満が残りそうに思われるからです。


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真皮脂肪移植やVY形成の結果をよく知っている医師なら、ヒアルロン酸の注入をそのような結果に近い形になるように注入することが可能だと思います。そういう手術をされない医師の場合は、どこにどの程度の量の注入をすると同様の状態になるか、判断が難しいのではないでしょうか。要するに医師次第と思います。またVY形成と真皮脂肪の移植、あるいは脂肪注入（これはあまり効果がないと思いますが）の併用はしてはいけません。後日どちらかの手術を追加で行うのは可能です。どういう方法がベストの対策になるのかは、皮膚の伸展性なども含めて、実際の状態を拝見しないと判断できません。

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ありえます。唇も瞼と同様に血行の盛んな所ですので、針で血管を刺す事もあり、内出血を起すと皮下の血液が硬結して硬く触れます。
４８時間は冷やしても良いのですが、その後はあまり意味が薄くなります。
出血がすでに止まっているからであり、冷やすことの意味合いが減ってきます。
どのようにお化粧してごまかすかと云うことになりそうです。


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