ニキビ後の顔の赤味は炎症後の名残で少しく放置していけば治る類のものです。高濃度ビタミンＣローションなどの治療です。毛細血管が拡張している方もおられ、これはＶビーム等が効果的な場合があるでしょう。３回やっておられるので、これからは主治医の判断待ちとなります。インターバルをおくのも、ひとつの選択肢になりますので、その点ご相談なさってみて下さい。


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　　　　　　沖縄当山美容形成外科
　　　　　　院長　　当山　　護
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もう少し詳しく述べますとビタミンＣなどはイオン導入で皮内に入りますが、ビタミンＡやプラセンタ、グロスファクターなどはイオン導入を含めて直接的には皮内に入らない物質なのです。
イオン化される物質とそうでないのがあるのです。
その為、エレクトロポーレーションやフラクショナルレーザーで試してみようとしている昨今なのです。
そしてその成績が今の所ははっきりしておりませんが、１〜２年後にはもっときちんとしたデーターが出てくるものと思います。


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エレクトロポレーションやダーマローラと云うのがあります。小さな穴をあけて、その中にお尋ねのビタミンCなど導入していこうとするものです。理論的には良いのか？と思いますが実際には難渉しているのが現状です。
そこで、同じような理屈でもってフラクショナルレーザーで穴をあけた部分にビタミンCなどをいれていこうとするものです。まだ思考錯誤の段階だと思います。結果がでておりません。もう一点、グロスファクターに関してはPRPなどのご質問で厳しいご指摘があります。但し、グロスファクター（成長因子）にも種々なる因子がありますし、きちんとした論文も散見されますので、もう少し内容を細かく分析していく必要があるように今の私にはあります。当然、副作用などが出ているのも事実であり、心を痛める部分がありますが良し悪しの論議を専門学会（PRP研究会などを含めて）などで深くしていただけると助かります。


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フラクショナルレーザーにRFが内蔵されていると云う事でしょうか？
つまり何故そうしなければならないのか理由が分かりませんが、クレーターにRFは無効だと思います。
クレーターにとっては余計ものと思います。
別の考え方、つまりフラクショナルレーザーでクレーターを治すと共に顔のたるみを同時に治療すると云うことのように私には思いますが？


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フラクセル（エルビューム）、アフォーム（ヤグ）、エコ２（Co2）、アンコア（Co2）などは全て同じフラクショナルレーザーの範疇のものであり、真皮内に小さな穴をあけると云うことは同様です。違うのは（　）のレーザーの違いであり、エネルギー出力や波長の違いなどメーカー側の思惑があります。
その中で深く照射出来るもの（ダウンタイムが長くなりがち）、浅く蒸散、削りに似たタイプ（ダウンタイムがあまりない）などおおまかな分け方になるように思います。


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顎のプロテーゼは脂肪層の下の皮下組織、骨膜の下か骨の上に挿入されていると思います。
フラクショナルなどは真皮層のみへの影響です。その為、影響はありません。


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１）「昔の質問」とおっしゃっておられますので、パールが出始めの頃の３年前からの本項の質疑を全て調べさせていただきました。「散々な事が述べられていた」と指摘されるのは片腹痛む所ですが、これは現実に文章が残っておりますので皆様方のご判断にお任せすべきかと存じます。

２）パールレーザーは今でもニキビ跡に有効な面があります。
総体的にみてみますとエコ２より色素沈着がおきませんので、その点の有利さがあるからです。
パールが出た後にエコ２と云う新たなCo２レーザーを主体にしたフラクショナルレーザーが各社とも先を競っている現在だと思います。
フラクショナルレーザーは５年前より出ていますが、Co2レーザーのフラクショナルはフラクショナル時代のひとつの転換期でもあり、パールとの発売された時間差がそこにはあります。

３）私はパールかエコ２かをニキビ跡の患者さんに選択してもらい、更には両者を組み合せたりしてもおります。
現実はパール（１）、エコ２（１）組み合わせ（１）位の割合かと思いますがダウンタイムを気にしない人はエコ２を選びますので効果のみで云えば、エコ２がやや上かと云う私の印象です。
再度申し上げますが、パールの１年後位にエコ２が出ております。

４）パールはその他の治療にも試みてみますと上口唇の皺などに有効です。
これをエコ２でやると色素沈着が生じますので、現実的面でパールレーザーの新しい方向性を示しており、その旨を過去に数行記入してみた事があります。

５）レーザー機種は大方が１千万近くします。単純に購入する病院はありません。
実際に展示会に足を運び、メーカーの説明を聞き、又、使用した事のある同僚から情報を得、自分で試み最終的に決断します。
つまらないレーザーを買った事もあり、廃棄処分にした事もありますがパールもエコ２も我々は大切に使わせていただき患者さんにありがたられているレーザーだと自負をもっております。
私は業者からお金はいただきませんが、パールの良い点、悪い点、エコ２の良否を７月に大阪でお話しさせていただく予定にしております。

６）全てのレーザーが満足ではありません。
来年、再来年、又新しい良いレーザー等が出てくるのを更に期待しております。

※今迄治しきれなかったものをどうしたら治せるようになるのか
その事を基本にして我々は新しい技術に挑戦、新しいマシーンを購入しているのであり、その結果として喜んでいただける患者さんの笑顔が欲しいのです。
我々はこれ迄、長い間ニキビ跡は治せませんとして多くの患者さんに門前払いの型をとってきました。
然し、今は少しずつ受け入れる体制が出来つつあります。
全てに満足するものではないかも知れません。でも一歩一歩前進してきている事は実感しておりますので、ニキビ跡の治療に関し過去の歩みがこの応答の中に如実に示されている事を逆に嬉しく思う事さえあります。
それは商売と云う次元とは違うものが医療には常に横たわっているものだからです。商売と考えたら医療は必ず行き止まるからであり、皆様方の支えしかありません。最終的判断こそ皆様方のお考え次第だからです。
生意気なお伝えするつもりは毛頭ありませんので気を悪くなさらないで下さい。


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両頬にニキビ跡があるのなら、照射して問題はありません。
顎も大丈夫だと思いますが、仮にニキビ跡が同部にないのならあえて照射する必要ないのではないでしょうか？


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結論から申し上げれば、２割位の方がやはりVRM?でも手こずります。
肝斑治療の歴史的経過を少し述べれば、肝斑はこれまで積極的に治療しない方が良いと云うのが原則でした。
この原則は今も生きている感はします。然し、それでは肝斑はいつまで経っても治せないではないかと云う医療人の心の疼きがありました。
その疼きの間に、軽くレーザーを当てれば肝斑は治ると云う報告が出てきたのです。
その延長線のものが、実はVRM?なのです。その中にマックストーニングがあります。
即ち、全ての肝斑に良いとは云えないまでも一歩前進した治療法には違いないのです。
もうひとつ肝斑の特徴は肝斑だけではなく、多くの他のシミ（クスミや老斑など）が混ざり合って存在します。
その事の区別をする意味をも含めてマックストーニング意味合いもあります。
肝斑に対しては、その為軽く照射するのが基本なのでジュール数をあげるのではなく、逆にジュール数を下げる事も考慮する必要があります。
私は１．０J前後で充分であり、その事と共にトラネキサム酸（長期服用）やビタミンAの誘導体を塗布していきます。
結果として、肝斑以外のシミは明らかに軽快します。貴方の場合は８回やっていますのでトラネキサム酸のみを続け、インターバルをおいて又、軽くマックストーニングを続けていく事になると思います。


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エコ２照射前にロボスキン等やデジカメ写真をとっておられると思いますので、写真同士の比較をしてみて下さい。出来れば同じ条件が良いと思いますが、女性の方だと写真でなくても細かい違いに気付かれると思います。
勿論エコ２は数回繰り返すのが原則ではあり、次の照射時に前回の照射条件なども加味してもらう事になります。


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