美容医療広告についてのご注意

美容医療広告は、安全でトラブルのない診療を行うため、医療法によってその表現が規制されています。
これから美容医療クリニックを受診をお考えの患者の皆様は、誇大広告などに振り回されず、正しい知識を持ってクリニックを選びましょう。

誇大広告にご注意

誇大広告の画像

政府は、美容医療広告のガイドラインをつくって周知徹底を図っています。
このガイドラインは大変重要で、例えば広告表示できない言葉に「No.1」「最高」「絶対」「永久保証」などがあります。また「〇〇学会専門医」と表記できるのは厚労省が認めた学会についてだけです。さらに「キャンペーン価格」「手術料○○円〜」など曖昧な表示は禁止、「エステ感覚・プチ整形」といった安易に誘導する表現も禁止しています。
このように細かく制限が定められているので、ぜひ目を通していただきたいところです。ガイドラインに違反する広告を出すようなクリニックは、第一関門で注意が必要です。ですから美容医療広告ガイドラインは、クリニックの善し悪しを見抜くバイブル的な存在です。
残念ながら、こうしたガイドラインがありながら違反的な広告は完全には根絶されていないのが現実です。まずは「派手な広告」はアヤシイと思ってみる、そしてガイドラインに照らしてみる-これが大切なのです。

『永久脱毛』は医療行為

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効果が長く続く脱毛を希望する場合は、医療機関とエステサロン、どちらで施術を受けるべきでしょうか。
脱毛をお考えの方が「永久脱毛」という言葉を一度は目にしたことがあるのでは? 永久脱毛とは、医療機関でのみ施術を受けられる「医療脱毛」のこと。
医療用の強力なレーザーを照射し、毛母細胞(もうぼさいぼう)を破壊していきます。レーザーを用いた施術は「医療行為」となるため、医療機関でしか扱うことができません。
これに対してエステサロンの光脱毛で使用される脱毛機器は出力が弱く、一時的な減毛効果しかありません。またエステサロンには医師や看護師など専門の医学教育を受けたスタッフはいません。それ以外にも「確実に処理できなかった場合」「肌のトラブルが生じた場合」、専門知識が必要となりますので、脱毛治療をご希望の方は医師のいるクリニックでの医療脱毛をお受けください。

根拠の不明な斡旋サイトにご注意

根拠の不明な斡旋サイトの画像

「評判」「口コミ」「ランキング」etc.. インターネットでクリニックを探す際に、このようなキーワードで検索すると、膨大な数がヒットします。
また、美容情報サイトなどでは「無料メール相談」や「名医をご紹介」等のアドバイスページも多々見受けられます。
ここで一つだけご注意いただきたいのは、「誰が」「どのような根拠で」情報発信をしているのか、ということ。
「全国の美容系ドクターを網羅したデータベースから、ご相談内容に最もおすすめの名医をご紹介します」などと言いながら、いつも数軒の限られたクリニックに顧客を誘導しているケースもあります。
そうした不自然な連携を調べることはなかなか難しいことですが、「名医」などの表現をそのまま鵜呑みにせず、「このサイトは誰が運営しているのだろう? 評価の根拠はなんだろう」と考えてみることも大切です。

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